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アカミミガメの収容数の報告

予想以上!?-淡水ガメ保護研究施設「亀楽園」の“アカミミガメ・パスポート”-

 

当園は、外来種のミシシッピアカミミガメを中心とした淡水ガメを収容し、様々な研究を行うことを目的とした“淡水ガメ保護研究施設「亀楽園(きらくえん)※1」”を、8月7日(土曜)に開設しました。
その中で、オープン記念イベントとしまして、ミシシッピアカミミガメを持参すると入園料が無料になる“アカミミガメ・パスポート”を、8月7日(土)~8月13日(金)まで、一週間実施しました。
当園も当初は「ひょっとしたら、100匹ぐらい集まるのかな?」と予想していましたが、蓋を開けると合計599匹の淡水ガメの持ち込みがありました。収容数が予想を大きく上回るのと同時に、自然界や市民の生活の中に外来種のミシシッピアカミミガメが深く浸透しているのに驚きました。収容した淡水ガメは、現在「亀楽園」にて飼育しています。これらのミシシッピアカミミガメについては、日本での生息状況の調査や繁殖させないための不妊治療などの研究を行っていきたいと思います。
また、“アカミミガメ・パスポート”は終了しましたが、市民からのミシシッピアカミミガメの収容は継続していきたいと思います。

※1 淡水ガメ保護研究施設「亀楽園」とは…
生物多様性の保全の重要性が高まる中、この神戸市においても陸水生態系(川や池の生態系)にも多くの外来種が侵入し、本来の生物多様性が破壊されつつあります。そこで当園では、それらの外来種に中から、淡水ガメのミシシッピアカミミガメ(通称:ミドリガメ)に焦点をあてました。この新施設「亀楽園」は、神戸市およびその周辺地域のミシシッピアカミミガメを受入れ、駆除を推進するとともに、生態を研究することで、日本に本来分布するニホンイシガメや他の貴重な生物を保全することを目的にした研究施設です。

 

【“アカミミガメ・パスポート”で持ち込まれた淡水ガメについて】 実施:平成22年8月7日~13日

1.合計 599匹 内訳 ・ミシシッピアカミミガメ 572匹
    ・クサガメ 19匹
    ・ニホンイシガメ 4匹
    ・その他 4匹

2.ミシシッピアカミミガメを持参された方の住所(または捕獲した地域)

    兵庫県 50.5%(289匹) ※内、神戸市から127匹
    大阪府 33.4%
    京都府 4.5%
    奈良県 3.5%
    その他

8.1%(遠方は、岐阜県や千葉県からも)

3.持ち込まれる前の状況

    ・家で飼育していた 71%
    ・近所の川や池で捕獲してきた 28%
    ・不明 1%

 

◇ 亀崎園長の私感 ◇

ミドリガメの寿命、生育したときのサイズを知らず飼い始めてしまい、どうしようもなくなってしまっている家庭が多く潜在することに驚きました。覚悟して飼育しろと言っても、寿命が人間より長い可能性がある動物です。覚悟しても無意味です。生物学的にペットとしては適さないので、法律で規制すべきと思いました。
しかし、いろんな人がいて面白かったです。野外で捕獲されたカメが少なかったのは残念でしたが、今後は、主に野外で駆除された個体を収容していく予定です。

 

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現在の亀楽園の様子