本種は、水深100メートル~600メートルの深い海に棲む、腹足類(いわゆる「巻貝」)の一種です。肉食性で、野生では主にカイメンやサンゴなどを食べ、飼育下ではアサリ、魚の切り身なども食べます。一見、ただの大きなカタツムリのようですが、実は5億年前のカンブリア紀の地層から、本種の化石が見つかっており、その姿のまま生き残っているとても珍しい貝なのです。本種を含むオキナエビスガイ類の殻の口の部分には、「スリット」と呼ばれる切れ込みが入っていますが(写真)、この特徴は原始的な貝に見られるものです。ちなみに、この切れ込みの先端の位置には肛門があり、スリットは老廃物を排出するためにあります。 5億年も前から、姿容を変えることなく生存している、貴重なテラマチオキナエビスガイをご覧ください。
◆展示開始日◆
平成23年12月22日(木)~常設展示
◆展示場所◆
本館2階 カンブリア進化の大爆発 軟体動物の大爆発(二枚貝・腹足類)水槽
◆展示生物◆
テラマチオキナエビスガイ(Perotrochus africanus teramachii)
殻高約15センチメートル
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| テラマチオキナエビスガイ | 「スリット」と呼ばれる切込み |
※生物の状態により展示内容の変更や中止をする場合があります。




