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"亀楽園"調査研究活動報告 「西日本の淡水ガメの42%は外来種でした!!」

当園は、日本の生物多様性を保全するために、様々な調査研究活動をおこなってきましたが、この度、西日本における淡水カメ類の生息状況、特に外来種であるミシシッピアカミミガメの侵入状況をまとめ、10月9日(土曜)に慶応大学で開催される「第49回日本爬虫両棲類学会」で発表しますので、ご報告いたします。(発表者は研究員の谷口真理と園長の亀崎直樹です。)  これまでミシシッピアカミミガメに関する調査はほとんど行われてこなかったが、今回、日本の陸水生態系に無視できない程度が侵入していることが明らかになりました。

 

≪発表内容≫

外来種であるミシシッピアカミミガメの西日本での侵入状況を調べるために、本州西部および四国、九州の16地域において、トラップを用いて合計896個体の淡水ガメ類を捕獲しました。その内訳は、ミシシッピアカミミガメ375個体(42%)、クサガメ278個体(31%)、ニホンイシガメ221個体(25%)、スッポン14個体(2%)、その他8個体(1%)で、最も多いのはミシシッピアカミミガメでした。また、この16地域でミシシッピアカミミガメが50%以上を占める地域は筑後平野、高知県西部、高知県南部、兵庫県、大阪府北東部、三重県南部の6カ所で、最も高率で発見されたのは筑後平野の93%でした。   兵庫県では171個体の内、ミシシッピアカミミガメが102個体(60%)で、日本固有種であるイシガメは4個体(2%)しか見つかりませんでした。特に、神戸市、明石市、加古川市の瀬戸内海に面した平野部ではニホンイシガメが見られず、65%がミシシッピアカミミガメ、32%がクサガメでした。兵庫県に限らずミシシッピアカミミガメは、日本各地の平野部に生息地を広げており、今後、分布を広げていくのかどうかが注目されるし、警戒が必要と思われます。

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ミシシッピアカミミガメ     Trachemys scripta elegans