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なぞの物体発見!!

2019/09/ 9

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みなさん、こんにちは! 

まだまだ残暑厳しい中ですが、いかがお過ごしでしょうか?


ある日、担当しているテンジクザメの水槽をふと見ると、

何か黒いなぞの物体が水槽に浮いていました。

拾ってみると・・・テンジクザメの卵ではありませんか!!


テンジクザメの卵には、付着糸(ふちゃくし)と呼ばれるものが付いていて、

それで普通は、水中の岩やサンゴに絡みつき、波や潮に流されないようになっています。

なので、浮いてくることはないはずです・・・

なかば諦めつつ、卵の中身を取り出して生死を確認してみたところ、

 

なんと!卵の中の赤ちゃんが生きていました!!


 tenjikuzame.jpg

すぐに、保育器ならぬ保育水槽を準備し、飼育してみることにしました。


それにしても変わった格好をしていますよね!

 tenjikuzame2.jpg

エラも体の外に出ていてサメの赤ちゃんには見えません。

どちらかというとメキシコサラマンダー(ウーパールーパー)のような見た目をしています。

お腹の下についている黄色い球体は「卵黄」と言って、

卵の中で成長するための栄養が詰まっています。


 tenjikuzame3.jpg

1週間経ちました。

見た目はほとんど変わらないですが、

背びれや尾びれの先端に黒い模様が少し出てきているのがわかります。


 tenjikuzame4.jpg

2週間経ちました。

背中に模様がうっすらとですが見えてきています。


 tenjikuzame5.jpg

3週間経ちました。

模様がはっきりしてきましたね。エラもだいぶ短くなりました。


 tenjikuzame6.jpg

1か月経ちました。

卵黄も小さくなりました。その分体が大きくなってきました。

 

卵の中ではこんなことが起きていたのです。

まさに生命の神秘ですね。

この子はその後もすくすくと大きくなっています。

そろそろ卵黄もなくなり、本来の卵から孵化する大きさになりました。

 

実は、そんなテンジクザメの卵と赤ちゃんを、

ただいま本館1階「サメの繁殖(大きな子を少なく産む)水槽」にて、

特別に公開しています!!

 

ぜひ、テンジクザメの赤ちゃん達に会いに来てください!!

 

海水チーム だいちゃん