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飼育員の部屋の最近のブログ記事

今回は、大水槽で目撃したある出来事についてのお話をします。

 

飼育員の作業は、各水槽の見回りからスタートします。

生きものたちの状態を見ながら、ガラスをきれいに拭いていくのですが、

ある朝の大水槽で、珍しい瞬間を目撃しました。

 

大きな歯をチラつかせた強面なサメは、シロワニという最大3メートルを超える

大型なサメで、大水槽でも一際目を惹く人気者です。

 シ.JPG

次の写真では、口元にご注目ください。

ロ.JPG

なにか口から出ています。

ご飯粒?

 

 

なわけないですね。

横からだと、見えやすいでしょうか。

 ワ.JPG

 

実は、シロワニの歯が抜けて歯茎からぶら下がっている状態なのです。

 

歯が抜けてしまって大丈夫なの?!

と思うかもしれませんが、大丈夫なのです!

サメの仲間の歯の構造は、私たち人間とは異なり、歯は顎に固定されておらず、

顎の上にくっついているだけのため、抜けやすくなっているのです。

そして、定期的に生え変わるようになっていて、

歯が欠けてしまったり、抜けてしまったりしても、

時間が経てば歯がズラリと並んだ元通りの状態にすることができるのです。

この歯の仕組みのおかげで、捕食の時に最も重要な武器となる歯を

常に万全な状態に保つことができるのです。

 

 

 ニ.JPG

大水槽では、シロワニを含めて10種類以上のサメの仲間を展示しており、

水槽の底を探してみると、様々な形の歯を見つけることが出来ます。

 

この写真を撮り終えた後、歯は抜けて水槽の底へ沈んでいきましたので、

写真に収めることができて、ラッキーな出来事でした。

 

海水チーム ちりめん

くるくる

2019/10/31

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皆さんこんにちは! 最近どんどん肌寒くなってきましたね!

季節が変わる中、ドルフィンピースで生活している最年長の大ベテラン、

ガルがある演技に挑戦中!!

 

それがこちら!

ガルフープ①.jpg

 

フラフープです!!

 

 

IMG_5699.JPG

 

 

器用に口先で回していますね!

 

まだまだ練習中のため、たまに輪を飛ばしてしまうこともありますが、、、

 

IMG_5700.JPG
少しずつフラフープを回せる時間が長くなってきました!!

一生懸命にフラフープを回し続けるガルの姿は、健気でとても可愛いんです♬


IMG_5683.JPG



タイミングが合えばフラフープの練習を見ることができるかもしれません!!

(朝や夕方に練習していることが多いですよ!)


是非ドルフィンピースのガルにも会いに来てくださいね♬

hideki


 

金運UP!?

2019/10/29

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皆さんこんにちは。

海水チームのだいちゃんです。

 

今回紹介する生きものはオニオコゼというこちらのお魚です!

 

 オニオコゼ.jpg

何とも地味な体の色をしています!

なぜこのような体の色をしているのかというと、獲物を捕食するために周りの岩に擬態をして身を隠しているからです!

 

しかし、今回紹介したいオニオコゼはこちら↓↓↓

 金色オニオコゼ.jpg

なんと“黄金のオニオコゼ”です!!

岩に擬態する気がまったく感じられません。

少しむずかしいですが「体色変異」といい、体の色が突然変異でこのようになるといわれていて非常に珍しい個体です!

 

なぜそんなにも珍しいのかというと、普通のオニオコゼと比べ海の中でもよく目立つので、

まだ体の小さい子供の時に天敵に襲われやすく、大きく育った個体が少ないからといわれています。

 

そんな縁起の良さそうな金色のオニオコゼですが、砂に潜って眼だけ出していることが多いです・・・

ぜひ、スマスイに来た際は、本館1階「石や岩に隠れて獲物を待つ水槽」で展示中なので、

水槽の中を探してみてくださいね!!

 

見つけられた人はもしかすると金運がアップするかもしれません!!

 

 

海水チーム だいちゃん

主役は植物!

2019/10/18

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皆さんこんにちは!

海水チームのおくむーです。

今回のスタッフブログは私の好きな展示水槽についてお話しさせていただきたいと思います。

 

私は大学時代、海藻についての研究を行っておりました。

その影響かはわかりませんが、気づいたときには見つけた海藻を観察している、なんてことがたまにあります。

さて、スマスイには「海藻」ではありませんが、「海草」を展示している水槽があります。

それがこちら、「アマモ水槽」!!

 

 

ブログアマモ水槽.jpg

 

 

これが今回ご紹介させていただく私の好きな水槽です。

 

皆さんは「海藻」と「海草」の違いをご存知でしょうか?

あまり意識したことがないかもしれませんが、いろいろな違いがあるのです。

例えば、海草の根っこは陸上の植物と同じように

地面から栄養を吸収したりする役割があります。

一方で海藻の根っこは地面に体を固定する役割しかありません。

海藻は「藻類」、海草は「水草」の仲間なので、

その特徴や生態は似ているように見えて実は異なっている点も多いのです。

 

海藻や海草がたくさん生えている場所は「藻場」と呼ばれており、

多くの生物が生息する場所になっています。

この藻場を再現しているのがスマスイのアマモ水槽なのです。

 

スマスイのアマモ水槽、私の好きなポイントは何といっても「気泡」!!

 

 

ブログアマモ気泡.jpg

 

 

上の写真はアマモが光合成や呼吸を行って排出した気体が気泡の列となって

浮き上がっている様子を撮影したものです。

この泡の一つ一つがアマモの生きている証のようで大変美しく、

時間を忘れて見入ってしまいます。

(仕事中はじっくり観察できないのがなんとももどかしい!)

 

スマスイのアマモ水槽は本館の1階にあります。

水族館に行っても魚に夢中で、海藻に注目することはあまりないかもしれませんが、

つぎにスマスイに来たときはぜひアマモを観察してみてください。

時間を忘れて見入ってしまうこと間違いなし!

・・・かはわかりませんが、皆さんにとってのスマスイの新しい楽しみの一つになれれば幸いです。

 

 

海水チーム   おくむー

日々成長中!!

2019/10/16

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皆さんこんにちは!

 

先月、3歳の誕生日を迎えたばかりのロクマル。

前回、前方宙返りに挑戦中とご紹介しましたが、

他にもハードルジャンプに挑戦中です!!

 

 

 

大人のイルカより短いハードルを使って、、、

 

 

 

ぴょん!

 

sa.jpg

 

 

(ハードルは水面についています(笑))

 

 

 

大人たちと比べるとまだまだハードルの高さは低いですが

日々、トレーナーとともに頑張っています!

 

 

 

夕方に練習を行っているので

ぜひロクマルの応援をしに

イルカライブ館に遊びに来てください!

 

 

 

           \ まってるよー♪ by ロクマル /

  rokumaru.jpg

 

 

naga

スマスイでは、土日祝限定でリクガメの餌やり体験を行っています。

ケヅメリクガメたちの飼育エリアに入り、餌となる小松菜を与えていただきます。

ゆったりとした動きのリクガメですので、

小さなお子様も参加しやすい大人気のイベントなのですが

暖かいところで生息しているケヅメリクガメたちは、

これからの季節気温が下がるにつれて屋外で活動するのが難しくなります。

 

リクガメの餌やり体験も10月末で終了予定となっています。

リクガメたちに餌をあげてみたい方は、今月がラストチャンス!?

 ケヅメ.jpg

開催日:土曜、日曜、祝日

開催時間:11:00~、14:00~(各1時間)餌が売り切れ次第終了

料金:200円(本館3階水辺のふれあい遊園 リクガメエリアにて受付)

 

 

海水チーム ノージー

海のパイナポー

2019/10/11

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皆さんこんにちは。

お久しぶりです。海水チームのちりめんです。

 

今回紹介するのはこちらの生きもの↓↓↓↓↓

 

ホヤの仲間のマボヤという種類です。

関西ではあまり流通しておりませんが、東北地方では食用とされ、養殖もおこなわれています。

スマスイで展示しているマボヤも、養殖のもので吊り下げたロープにびっしりと付いています。

最もおいしくなる時期は、初夏から夏の終わりにかけてだそうで、

今年の夏こそは、東北に行って本場のホヤを食べたいなと考えていたのを

つい先日思い出しましたが、時すでに遅し。

9月に入っており、シーズンが終わっていました。

 

実はそんな残念なこともありまして、マボヤを紹介することに決めました。

 

 

 

それでは、マボヤの紹介に移りましょう。

体が棘に被われた見た目から別名「海のパイナップル」とも呼ばれています。

ところで、マボヤは動物と植物のどちらでしょうか?

 

ぼ

上の写真を見ると、体から根っこのようなものが伸びており、これを岩やロープに付着させて過ごします。

また、マボヤの棘の生えた体は、セルロースという成分で作られており、

植物が細胞や繊維を作る成分と似たもので出来ています。

 

 

 

 

あたかもマボヤは植物だというような特徴を紹介しましたが、正解は、動物です。

私たちヒトも含む脊索動物門というグループに当てはまります。

心臓や神経もちゃんとあって、体を突くとぎゅーと萎んでしまいます。

口のような穴が二つあいていますが、この穴から海水が中に入っていきます。

水流は一方通行になっており、入り口と出口は決まっていて、

マボヤの場合萎んだ時に見分けることができます。

 

 

 ま

この通り、入り口が+の形、出口が-の形にはっきりと見分けられます。

通常は、体を膨らませて、水中を漂うプランクトンを体の中で濾しとって食べて、

時折体を萎ませることで、排泄物を排出するのと同時に、体の中の海水を入れ替えているのです。

 

 

たまにしか動かないため、小さな生きものが掴まるのにちょうど良いようで、

最近体の周りにはワレカラの仲間が大繁殖し始めました。

 

 

 

※ご注意※

↓↓↓直視できない方もいらっしゃるかもしれません。

目を細めてゆっくりと見てください。

 

 

 

 

 

 

 

や

マボヤに掴まってワレカラたちは、エサを捕まえようと忙しなく動いています。

私は、この忙しなく動くワレカラとパンパンに膨らんだマボヤを眺めることが

楽しくなってきています。

 

本館では、小さい生きものはなかなか見つかりにくいのですが、

目を凝らしてみると実はいろいろな生きものが見つかるのです。

ぜひ、皆様もご注目ください。

 

 

海水チーム ちりめん

 

名前ネタの記事があったのでに便乗して・・・

 

 

けっこう長いんで心してください・・・

 

 

 

 

 

 

 

「飼育員さんのおススメのお魚ってなんですか?」

 

 

 

 

という質問は良く受けますので

「私のおススメはピラルクですよ~」

と無難な返事をしてしまうことがよくあります。

ピラルク-1.jpg

 確かに、ピラルクはおススメです。

でも、本当におススメしたい魚はあえて言わないようにしています。

というか言いにくいんです。

 

なぜかって?

 

ちなみに、おススメはこの魚です。

 キアソ-1.jpg

世界のさかな館、タンガニイカ湖の水槽で展示している魚で、

長く伸びる胸びれ、背びれ、尾びれはまるで羽のようだという事から「フェザーフィン」とも呼ばれます。

更に、その派手な体色もあいまって「キング オブ フェザーフィン」とも言われるこの魚の名前は・・・

 

「キアソファリンクス・フォアイ!」

Cyathopharynx foai 

 

 「はい?」

「What?」

「ふぉ、WHY(ホワイ)?」

 

ってなりますよね。

そうなんです。名前が長いんですよ。

 

そもそもスマスイでの魚の名前の表記は大きく分けると3パターンあります。

一つは和名」

淡水魚でしたら「カワムツ」、「アユモドキ」などなど日本にいる生きものには和名がついていますし、

「デンキウナギ」「ミズオオトカゲ」など一部の海外の生きものにも和名がついています。

爬虫類、両生類は特に和名のついているものが多いですね。

 

 

次に和名のない海外の生きものは英名」で表記することが多いです。

「グッピー」でしたり「アリゲーターガー」などなど。

少し例外ですが、現地での呼び名がそのまま英名として表記される種もいます。

「ピラルク」や「マタマタ」などがそれに当たります。

 

さて、3つ目、和名も英名もない種はどうするのか・・・

その場合「学名」を使います。

学名は世界共通で生物に付けられる名前のことで、ラテン語を使って表記されます。

また、学名にはその種の「属(属名)」と「種(種小名)」として表記する

二名法という手法が用いられます。

 

要するに先ほど紹介した

「キアソファリンクス・フォアイ(Cyathopharynx foai)」は

Cyathopharynx」属というグループの「foai」という種ですよ。

という事なんです。

人でいうところの苗字と名前の感覚と少し似ているかもしれませんね。

 

うーん、それにしてもややこしい。

私のかわいいタンガニイカ湖の魚たちは、日本での知名度どころか、

海外での知名度も低いのか、なかなか和名も英名もピンとしたものが付けられません。

 

それでも皆さんに知ってもらいたい!

なので私は魚たちの名前を声にだして叫び続けるのです!

 

 

「ネオランプロローグス・ブリチャージ!」

ブリチャージ-2.jpg

 

 

「ジュリドクロミス・トランスクリプタス!」

ジュリドクロミス トランスクリプタスinami-2.jpg

 

 

「キプリクロミス・レプトソーマ!」

キプリクロミスレプトソーマinami1-2.jpg

(※必殺技みたいに聞こえますが名前です。)

 

みなさん、できれば属名と種小名のフルネームで魚の名前を覚えてあげてください。

どっちかでも私はうれしいです。

 

ちなみに、学名なんて覚えてられるか!という方におススメの入門種がいます。

それがこちら

 

023 ヒラタピパ.JPG

 

 

「ピパピパPipa pipa」(コモリガエル)

 

ね、簡単でしょ?

 

 

 

淡水飼育員 ksk

海水チームの鴨葱です。

今回は魚の「名前」についての話です。

魚に限らず、全ての生物には種としての名前が付いていますよね。

この名前は基本的にはその生き物の特徴をとらえた名前が付くのですが、

たまに見た目から想像の付かない名前が付いている生き物がいます。

 

例えばこちらは「アカモンガラ」という魚です。

 

    アカモンガラ.jpg

 

いやどこが「アカ(赤)」やねん!!と初めて見たときに思いました。

実はよーーーーく見ると赤い部分が存在するのです。

 

みなさんわかりましたか?

 

ここ↓

 アカモンガラ拡大.jpg

歯が赤いのです!

 

「あ~、だからアカモンガラ~」と…はなりませんよね…。

さらに言うと元々は歯が赤いから「アカハモンガラ」の予定が、

命名者が間違えて「アカモンガラ」と付けてしまったという何とも悲しい結果なのです。

                                  

 

 

 

今度は逆に見た目からつけてしまった結果、全然違う名前になってしまった生き物もいます。

 

エイの仲間なのに、見た目がサメっぽいから付いてしまった「シノノメサカタザメ」

 

シノノメサカタザメ.jpg

 

カニと付いているがどちらかと言うとクモに近い仲間「カブトガニ」

カブトガニ.jpg

 

昔は海に浮かぶ透明の生き物を全て「クラゲ」と呼んでいたため、全く違うグループなのにクラゲと付く生き物たち…

(左のカブトクラゲと右のミズクラゲは、貝と魚くらい違います)

 

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20191007-4.jpg

 

 

級者の方々には、世界共通の名前である学名(ラテン語)をちょっとだけ少し紹介。

意味がわかるもの、何で?となるもの色々あります。

 

ツマグロ Carcharhinus melanopterusmelamopterusの意味は

黒い翼(ヒレ)

ツマグロ.jpg

 

 

カサゴ Sebastiscus marmoratusmarmoratusの意味は

大理石 (゜ロ゜)!?

カサゴ2019.jpg

 


普通に生きものを見るのに若干飽き始めた方は、ぜひ名前も合わせて観察してみることをおすすめします。

そこには新しい発見があるかもしれません…。

 

 

 

 

 

海水チーム   鴨葱

アマゾン館のトンネル水槽には、2mを超える巨大ピラルクはじめ、

人食いナマズの異名をもつジャウーなど、猛者たちがたくさん泳いでます。


あ.jpg

 

そんな猛者水槽に全長70cmほどの、

小さなニューフェイスを搬入しました!

 

い.jpg

 

まあ、混泳可能な大きさだと自負しつつも・・・。

 

(内心、捕食されないか冷や汗をかきつつ、様子を見守っていました(;'∀'))。

 

う.jpg

 

うわ!巨大ピラルクが急接近!!

ニューフェイス、危うし!!

 

 

お.jpg

 

なーんちゃって(笑)

 

スマスイのピラルクたちは、意外に子煩悩な魚なので、他のピラルクに攻撃することはないみたいです(^^)/

それどころか、小さいピラルクの様子を気にして、寄り添っているようにもみえますね!

(実際は、どう思っているんでしょうか?)

 

この小さなピラルクも、どんどん成長しています。

いまの姿をみることができる期間も、あとわずかです。

是非、ニューフェイスを見に来てくださーい!!

 

 

 

淡水チーム なおりん